2017年3月:癸卯の月

2017年も早くも3月に入りました。
今日は啓蟄。
冬の間はじっと寒さから身を潜めていた虫たちが、穴から出てくる頃。
田舎の我が家はそろそろいろいろな対策をしなければなりません。

東洋占星術では今日から3月になります。
年度末や確定申告など、皆それぞれに忙しい時期。
どう過ごしたらいいでしょうか。

 

2017年3月はどんな月?

今月は、癸卯(みずのと・う)の月。

癸は、雨。
陰陽五行では「陰の水」です。
雨露が、いろんなものを吸収しながら地面に降り、
時間をかけて河となって流れていく。
吸収、蓄積というのがひとつのポイント。
イメージとしては正に「雨垂れ石を穿つ」という感じ。
静かながらも忍耐強く、内にパワーを秘めている。
季節でいうと、冬。
冷たい土の中で、種子たちが芽吹くのを今か今かと待っている状態。

卯は、春。
同じ春でも、寅はどちらかというと「伸びていく」という動きに着目しているのに対し、
卯は、むしろ横並びの草ぼうぼう感というイメージ。
冬の間はどうせ草も枯れているからと放置していた土地が、
ふと気づいたら草が生い茂っていた、みたいな。
もう少し言うならば、寅はトラが獲物を狙って脇目も振らず走っていく様子。
卯はウサギたちが野原をぴょこぴょこ駆け回っている様子。
同じ「春」で「木」ですが、ニュアンスの違いは伝わったでしょうか。

このふたつの組み合わさった「癸卯」は、静かながらも着実な前進のイメージ。
特に「水は木を生ず」という関係性なので、癸は卯を助けてくれます。
冬の間にあたためていたプランをどんどん動かしていくとか
今まで準備していたことが一斉に芽吹いてくるとか。
ここまで蓄積していたもの、忍耐強く待っていたことなどが呼び水となり
成長や変化につながっていきそうです。

2017年2月:壬寅の月

まだ始まったばかりと思っていた2017年も、もう2月が終わろうとしています。

2017年は丁酉(ひのと・とり)の年。
東洋占星術では、2月4日立春から新しい年のはじまりです。
今年は、そして今月はどんな雰囲気の一ヶ月でしょうか。
 

2017年はどんな年?

丁とは、灯火。
陰陽五行でいうなら「陰の火」です。

煌々と辺りを照らすというよりは、
粛々と燃え続ける、バースデーケーキの上のろうそくのようなイメージ。
決して強い光ではないけれども、闇の中でこそ赤々と映える。
そして、それを見つめる人々の心をあたたかく照らします。
しかしその一方で、火傷や火事をもたらす危うさも持ち合わせています。
見入ってしまうような静けさと、全てを燃やし尽くすほどの激しさ。
そのどちらもを併せ持つ火の性質です。

酉は、秋の収穫の頃を表します。
陰陽五行でいうなら「陰の金」です。

暑い夏が終わり、あらゆるものが成長を止め熟しきったところ。
花は実となり、熟れて成熟を迎え、その後種を残し縮んでいきます。
老いのはじまりともいえます。
しかし、収穫を迎えられるのはこれまで正しい時期に種を蒔き育ててきたから。
種を蒔いていたとしても、もし何の世話もしていなかったら思うような収穫は得られません。
これまでの季節の過ごし方、生き方が明らかになってくる時期ともいえます。

このふたつが組み合わさった「丁酉」は、一見落ち着いた印象です。
しかし陰陽五行では、「火は金を剋す」という関係。
つまり、火は金を打ち消してしまうのです。
火種を抱えたまま収穫期を迎え、果たして無事に収穫できるのか…?という、
不穏な空気を感じます。
 

2017年2月はどんな月?

今月は、壬寅(みずのえ・とら)の月。

壬は、大海。
陰陽五行では「陽の水」です。
スケールの大きさ、そして新しいものを生み出す力。
どれだけ海を眺めていても、同じ波の形は二度と見られません。
絶えず変化し続けるイメージです。

寅は、春の芽吹き。
陰陽五行では「陽の木」です。
人知れず大地に根を下ろした種が、ついに頭上の土を押しのけてその姿を現し、
太陽に向けてぐんぐんと伸びていきます。

このふたつが組み合わさった「壬寅」は、とても雄大で力強い印象。
しかも、「水は木を生ず」という相生関係。
つまり、水は木を養い育ててくれるのです。
豊かな水のエネルギーを背景に、どんどん物事が育っていく月になりそうです。

さらに、「丁酉」と「壬寅」を組み合わせると、
金を剋す火の勢いが水で弱められ、収穫が近づきそう。
しかし、木は金に剋されるので伸びるスピードは落ちそう。
勢いはありながらも、結果を意識する一月になりそうです。